母の転院

昨日、母が転院しました。
リハビリ専門病院にはけっこう長くいましたので、
だいぶ前から、
もうこれ以上治療することはないので、移るようにと言われていて、
ようやく、転院先が空いてのことです。
今度は療養型なので、今までとは違い、リハビリはなく、葛藤もありました。
兄は、
少し暖かくなったら、花など見せに外出させたいな
と言っていました。

今度の病院は、あまりきれいではないと聞いていたのですが、
中はきれいで、少しほっとしました。
看護師長さんが、母のところへきて、色々な質問をしました。
母がつまったときは、つい、私たちが答えそうになってしまい、苦笑されていました。
どのくらい母がわかっているか、確かめるためのものだったんですよね。

母は、ときどき、悩みながらも、
私たちの紹介や、家の住所、電話番号などを言いました。
子バカですが、ちょっとすごいと思いました。
転院はやはり不安な様子で、
ここは安いの?と聞いていました。
違うんだよ、大丈夫だからね。
家には帰れないの?
もう少しね、早く元気になろうね。

ペースト状ですが、母はカレーやヨーグルトなども入った昼食を半分以上食べました。
美味しい?と聞くと、
いや。大したことはない。ですって(笑)
そばに看護師長さんもいたのですが。
三食食べているので、胃瘻の方は水分補給に使っているだけになっているそうです。
できるだけ、今の状態を続けて、穏やかに過ごせますように。

その後、ドクターとの面談がありましたが、
主治医、かなり高齢で、聞き取るのもちょっと大変でした。
年齢的にこれ以上の回復は難しい。
発熱などで一気に体力を落とすこともある。
危険がある場合は、身体を拘束することもある。
などとぼそぼそ言っていました。

そんなことはわかっているんです。
ってか、ドクターもいつどうなるかわからないような感じなんですよー(すみません)
昨年危険な状態だったのに、ここまで回復したことはすごいと思うんです。
危篤状態を乗り越えて、
胃瘻の手術を受けて、
それでも、一食食べることができるようになって、
そして、今は三食食事することができるようになったのです。
看護師長さんにこのことを話すと、ちょっとびっくりしていました。
カルテにも状態は書いてあると思うのですが、
もう無理と言われてきたことをがんばってきたのだと伝えたくて。
高齢だから、すべてその言葉だけで片付けてほしくないのです。

帰り、電車が少し遅れていて、すぐ前に並んでいた方から声をかけられました。
何でもお父様が危篤で向かうところだそうで、
大変ですねと言うと、もう何度もなんですよと言っていました。
何となく電車でも隣に座り、母が転院したことなどを話しました。
まったくの初対面でしたが、私よりもだいぶ若い方で、
色々大変なことを聞いて、ついつい、私も、
父を見送ったこと、頭の手術をしたこと、がんの体験まで、話してしまいました。
私が電車を降りるとき、
会えて良かった。同じような人がいるって聞いてうれしかった。
またご縁があったら会いたいですね。
そう言って、手を握ってくれました。

帰宅してから夫にこのことを話すと、
電車でもがんサロンだったんだねと言ってにっこり笑いました。
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